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自分の状態が悪い時の選択

今日は、長男に誘われて、

ブランチとショッピングを楽しみました。

お互いの近況や「推し」の話をしたり、

服を選びあったりして、

時々、親子という関係性を忘れるくらい、

友達同士のような感覚で、楽しい時間を過ごすことができました。

 

ただ1つ、残念だったのが、

ブランチに選んだ飲食店の後味が悪かったことです。

正直な所、あのお店を選んだことを後悔しました。

 

私の中で、お店選びを後悔することは珍しかったので、

なぜ後悔したのか?原因を考えてみました。

 

それは、長男に、

「高いお金を使わせてしまって悪かったな。」

という罪悪感です。

長男は、自分が誘ったから、

「支払いは自分がしよう!」と決めていたようでした。

しかし、お店選びの時にそれは言っていませんでした。

きっと、私に対する配慮だったのでしょう。

 

お店の候補を2つ挙げ、

長男は案1、私は案2と意見が分かれました。

長男は私の選んだ方に合わせてくれました。

まだ、長男が選んだ方のお店だったら気が楽だったかもしれません。

でも、私の選んだお店は、

タイパも、コスパも、店員さんの対応も、料理の品質も、

お世辞にも良いとは言えなかったのです。

 

私たち親子にとってはお高めな価格設定のお店だったのですが、

確かに味は美味しいけど、やや軽め(軽食的な感じ)ですし、

「この金額を出したら、より質が高く、もう少しボリュームあるお店、

他に沢山あるよね~」という感覚で、

そこは二人とも意見が一致しました。

プラスして、店員さんの対応にも不快感を抱く言動があり、

より、後悔の気持ちを高めることにもつながったのだと想います。

 

私がした選択のために、長男に高い出費をさせてしまった。

それが、普段あまり抱くことのない、

お店選びでの後悔の原因だったのだと想います。

自分で選んで、自分で支払った分には、

「自己責任。ここから学ぼう!」で済むことが多いからです。

 

今回のことを学びに変えるには?

そう考えたとき、一つの答えが出ました。

私が案2を選択した時の心身の状態です。

実は朝、体調がすぐれず、それに伴い気分も落ちておりました。

状態が悪い時の選択は、あまり良い選択でないことが多いです。

 

今回は「朝から体調も気分も良い!」と言っていた、

長男の意見を取り入れるべきでした。

もしくは、最初から長男に決めてもらえばよかった。

これが今回の自分なりの学びです。

 

もちろん、こちらのお店に対する、不満だけではありありません。

おしゃれな外観や、落ち着いたインテリアで、

ゆっくり落ち着いて話が出来たことや、

学びのきっかけを頂けた事にも感謝しております。

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

便利なことのメリットとデメリット

今、ミリオンセラー「鏡の法則」の著者で、

心理カウンセラーの野口嘉則氏のYouTube動画を視聴しております。

10年くらい前に開催された講演会の動画で、

講演のタイトルは「自分という大地に根を張る生き方」です。

 

まだ、途中までしか視聴していないのですが、

序盤から勉強になるお話が多く、

もう一度今のところ聴きたい!メモしておきたい!と想っては、

戻っては再生、戻っては再生を繰り返しているので、

なかなか視聴が進みません

まずは駆け付けることに意味がある

何か困ったことが起きたとき、

病気になったり、怪我をしたときなど、

誰かにそばにいてもらって、

心強かった、うれしかった、気が休まった、

なんて経験は、少なからず誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?

 

反対に、自分がそうしてあげたことで、

喜ばれたということもあると想います。

 

昨年、東京に住んでいたときのことを想い出しました。

東京から片道2時間以上かかる遠方で、

ある仕事を依頼され、駆け付けたときのことです。

実は、依頼してくださった方はその当日体調不良に見舞われ、

その仕事自体をリスケしてもらおうと依頼元の企業様に連絡しようと考えるくらい、

その症状が悪かったのだそうです。

でも、「山本が片道2時間以上もかけて来てくれる。」

と想ったら、それがエネルギーになって、リスケしない選択をし、

薬を飲みながら、何とか当日を乗り切ったのだそうです。

そのお話を、だいぶ後になってしてくださったのですが、

当時、そこまで体調が悪かったとは思えないくらいの

パフォーマンスでお仕事をされていたことを思い出し、

私はその時、私の存在や、その場所へ向かうために使った、

時間や労力がその人へ与えるパワーに比例するんだということに気付かされました。

 

お仕事に行くのですから、与えられた役割や業務を行うのは、

当たり前なのですが、まずは、前提として、

自分の存在や、そこまで行くことに時間や労力を使うことに意義がある。

ということが、その出来事以降、心の土台となっているため、

業務に対する不安に囚われそうになっても、

「まずは行くだけで力になれる!」と自分自身にその言葉をなげかけ、

その自信が、業務に対する不安を軽減してくれることにも気が付きました。

 

自己否定の塊だったころの私であれば、

そのように想うことは無かったですし、

そもそも、

私なんかが行っても、迷惑かも。

足手まといになるかも。

と想って、お仕事自体も引き受けることができなかったと想います。

 

地道に、自己受容、自己信頼、自己尊重を整えてきた成果と捉えています。

 

だれでも、何歳からでも、後天的に自己肯定感は整えられる。

自己否定の塊のような私でさえもそうだったのですから・・・

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

やる気が出ない理由

皆さんは、やらなければいけないことを、すぐできますか?

私は、特に、これまでやったことが無いことをやり始めるまでに、

時間がかかります。

 

どうやったらうまくできるかな?

あの部分は、一筋縄ではいかなそうだな。

そんなことを考え出すと、

だんだんやる気が失せてきて、ついつい、動画を見たり、

休憩時間を長くとったり、別な用事をしてみたりしてしまいます。

 

なぜ、やる気が失せてくるのか?

その要因は大きく3つあります。

1つ目は、単純に体調が悪かったり、寝不足だったりして、

体力が不足している時です。

この場合の対処法は、寝る、休む、などわかりやすですよね。

 

2つ目は、できないこと、できない自分と、向き合うのが嫌だから。

簡単にできそうなことや、だいたいどれくらいで終わりそうか、

ゴールが観えているものならまだよいのですが、

今までやったことが無いことだと、ゴールが見えないため、

不安や恐れが湧いてきて、その感情とも向き合いたくないため、

別なことをしてしまったりするのです。

 

3つ目は、それをやる目的より先に、どうやるかを考えてしまうことも大きいです。

これをやる目的、背景、意図、理由、メリット、こういったことを先に考えたら、

使命感や、やり終わった後の達成感などプラスな感情を先に感じ、

やる気が失われる可能性も少ないのに、

それらを考えるもより先に、

どうやるか?を考えるから、ネガティブな感情も先にうまれ、やる気のエネルギーが

どんどん奪われます。

 

今回、友人からあるちょっとしたお仕事を依頼されました。

今までに作ったことのない帳票1つをつくるお仕事です。

やはり最初、どのようにやったらうまく行くか?を考えはじめ、

だんだん、モチベートが下がって、

まだ、納期には時間があるからいいやと、

時間があるにも関わらず先延ばしにしておりました。

 

しかし、あーまたいつものパターンに陥っているということに気付き、

友人はなぜこのような仕事を依頼したのだろう?

その意図は何だろう?

などを自問した時、納期に余裕はあっても、

今やった方が良いことに気が付き、モチベートも上がってきました。

やり始めて、何分か経つと、集中モードに入り、

気がついたら2時間が経過。

ほぼ完成に近い状態まで持っていくことができ、

心配していた問題も、ネットで調べたらそのやり方が載っていて、

心配していたエネルギーと時間がもったいなかったな~

と想うくらいあっさりできてしまいました。

 

ちょっとした、成功体験をお伝えいたしました。

誰かのご参考になったら嬉しいです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

気持ちを汲み取らないことの損失

とっても若いころ、

友人が「こんな嫌なことがあって~」と話をしてきたので、

(その嫌な出来事がどんなことであったかまでは覚えておりませんが・・・)

元気づけるために、夕飯をごちそうしました。

友人には、なぜ夕飯をごちそうするのか?その意図を伝えたにも関わらず、

元気づけようとした気持ちをあまり汲み取ってもらえなかったようで、

単に、「ラッキー!」みたいな軽い乗りで、

あっさり流されてしまったので、

むなしいというか、やりきれないというか、

そんな気持ちになったのを覚えています。

当時の私はきっとその友達に、

「私を元気づけるために、ありがとう。」

そんな言葉を期待していたのだと想います。

若かったこともあり、短絡的に、

「もうこの子にはおごらない。」

そう想ったのを覚えています。

 

その教訓から、相手に何かしてもらったら、

相手の気持ちを汲み取り、

きちんとお礼を伝えるように努めてきたつもりですが、

まだまだ、私自身、相手の気持ちを汲み取ることができず、

相手を落胆させ、相手との信頼関係が崩れたり、

それ以上の支援を受けられなかったりという損失を

生み出してしまうことをしてしまうことがあり、心を痛めております。

先日も、やってしましました。

 

でも、それに気付くことができたら、改善ができるのでまだいいのですが、

若いころの私のように、

「もうこの子にはおごらない。」と

それを心で決めても、言葉で伝えることは少ないと想うので、

気付くことができず、改善や修復の機会すらありません。

「時すでに遅し」です。

 

ご飯をおごるか、おごらないかくらいのことだったらまだいいのですが、

取り返しのつかない損失を招くことになりかねないので、

「相手はなぜ、このようなことをしてくれるのか?」

という問いを持ち、相手の気持ちを汲み取ることを

習慣化する必要性を強く感じている今日この頃です。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

意図を伝える

Aさんと私は親しい中で、

普段、言いたいことは言い合っています。

少なくとも私は伝えています。

しかし、Aさんが力をいれて取り組んでいることに、

あまりに集中しておられ、

Lineの返信が来ないなど、

Aさんに対して不満を抱く出来事がありました。

 

Aさんが頑張っていることは100も承知なので、

いつもなら、「LINEの返信なくて寂しい」

と伝えられている所ですが、今回は、

忙しそうなAさんの状況を考えると、

それを直接伝えることに炎暑の気持ちがでてきました。

 

これもあまり普段はしない事なのですが、

Aさんと私の関係性を知るBさんに、

「AさんからLineの返信なくて寂しい」と、

愚痴を聞いてもらいました。

 

BさんにAさんの愚痴を伝えた意図は、

今回はAさんの状況を考えて、

あえて自分の気持ちを伝えないことを選択したけれども、

やり場のない想いを、

たんに、Bさんに聞いてもらいたかっただけ。

ただ、Bさんにその意図を伝えなかったため、

BさんはAさんに、

私がAさんから連絡がないことを寂しがってるよ。

と伝えてしまったのです。

もちろんBさんは良かれと思ってしてくださったので、

その行為には感謝の気持ちを伝えました。

 

まあ、もともとAさんには、

言いたいことを伝えられる間柄でしたので、

Bさんから連絡が入ったAさんは、

即、私に連絡を下さり丸く収まったのですが、

場合によっては、信頼関係を崩してしまうことも考えらます。

今回のことを教訓にして、今後は

「意図を伝える」ということを意識していきたいと想いました。

 

反対に、相手がその意図を伝えてくれなかった時、

自分で考えてもその意図が汲み取れなければ、

相手にその意図を確認することも必要なのかもしれないという、

気付きにもなりました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

やってみたらできた喜び

昨日は、実家に用事があり訪れておりました。

母は、先日から、庭にある梅の木のことを気にしていました。

 

「梅を収穫したいけど、伸びた枝を切ったり、

脚立に上って収穫したりすることは私にはできない。

去年までは、お父さんがやってくれていたから~。」

と1月に父が急逝して、

初めての梅の収穫となる今の時期、

それが一番の母の悩みの種のようです。

 

近くに住む兄に、お願いしてみるも、

ちょうど、今週末も来週末も予定が立て込んでいるから、

難しいと返答が返ってきました。

もう梅も、木から落ちそうなくらい熟しているから、

できれば来週末までには収穫したいということでした。

 

正直、私は、枝の伐採をこれまでしたことがありませんし、

骨折した足も、完治というわけではなく、

主治医やリハビリの先生から、

「転ばないように!」と厳重注意を受けているため、

脚立に上ることに抵抗がありました。

 

でも、毎日庭の梅の木を観るたびに、

「どうしよう、どうしよう。」と、

気をもむことも母には辛いだろうなと思い、

母と協力しながら私が主にやることを決意!

父ののこぎりと、皮手袋を倉庫から出してもらい、

早速やってみることにしました。

大工だった父なら、枝をのこぎりで切ることくらい、

簡単にやってしまったと想うのですが、

それでも案外、やってみればできるもので、

バケツ1杯分くらいの梅を収穫することができました。

さすがに、とっても高い所の梅は、危険なので諦めてもらいましたが、

伸びた枝も、ある程度きり落とすことができましたし、

悩みの種が1つ減り、安堵いたしております。

 

案ずるより産むがやすしですね。

父が亡くなってから4か月が過ぎ、

少しづつたくましくなっている母子でございます。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

感謝の気持ちが面倒な気持ちを打破する

日中、暑い日が多くなりましたね。

ただ、信州は今の時期、夕暮れ時は涼しいので、

外で過ごすには快適です(^^♪

皆様のお住まい地域はいかがですか?

 

最近、そんな夕方の涼しい時間帯を活用して、

15分ほど、庭の草取りをするようにしております。

 

私の住まいの前には、

車が5台くらい停められるほどの庭があるのですが、

それまでは、実家の父が、除草剤をまくなどして、

草退治をしてくれておりました。

そんな父が、1月に急逝し、これからは、

自分でやらなきゃな~と想っていた矢先、

足を骨折してしまい、草取りをするのが困難な状態になってしまいました。

4月に入ると、草がだんだんと伸びはじめ、

庭が青々として行くのを、やきもきしながら観ていました。

そんな中、たまたま、何の気なしに、

「草取りが出来なくて困っている」と吐露してしまった、

私の30年来お世話になっているKさんが、草取りを申し出てくれて、

半日がかりで、庭をきれいにして行ってくださいました。

その方の、思いやり、優しさに触れ、

言葉にならないくらい感謝の気持ちでいっぱいになりました。

(その時のブログのURL↓)

2024年5月9日|新着情報|Mind Labo (mind-labo.com)

 

本来、私は、庭の草取りが「めんどう」「おっくう」と想うタイプの人間です。

こちらに引っ越してきた最初の年、

手に負えないくらいまでに草を伸ばしてしまったことがあったので、

それを見かねた父が、庭の管理をしてくれるようになったのでした。

そんな、私が、足の骨折がほぼ治った今、

こまめに草取りをし、きれいな状態を何とか維持しようと、

頑張れるようになったのは、

Kさんへの感謝の気持ちが、

「めんどくさい」「おっくう」という気持ちを上回ったからです。

不自由な体の私を気遣って、

隅から隅まで丁寧に草取りをしていってくださったKさん。

「Kさんのお心遣いを無駄にしたくない。

庭をきれいに保つことが、感謝の気持ちを表現することの1つになる。」

そんなふうに想うと、やる気が湧いてくるのです。

人から頂いた愛のパワーって、

めんどくさがりをやる気にさせるのですから、

本当に凄いな~と、

身をもって感じる今日この頃でございます。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

24年の歳月を経て

昨晩、山梨に住む長男からLINEが入り、

「明日用事があって、松本に行くから、

それ終わったら、一緒にご飯でも食べない?」

と急なお誘いがありました。

息子からお誘いがあるなんて、

母としてこんなに幸せなことはありません。

 

しかし、今は、息子の存在や、息子と過ごす時間に、

心の底から幸せを感じられる私ではありますが、

うつで病んでいた頃は、

幸せを感じられるどころか、

理想の母親にはほど遠い自分を責める日々が続き、

育児が辛く、苦しく、もどかしく、

そのイライラを子供にぶつけてしまっては、

また自己嫌悪に陥る。

そんな日々を送っていました。

 

2015年に現在のメンターに出会い、

コーチングを受けたり、コーチングを学んだり、

コーチングだけではなく、思考法や、決断の仕方、量子力学、

心理学、スピリチュアルなど、様々な観点からの学びの提供も受け、

それを実践してきたことで、自分で自分を愛することができるようになり、

自分を愛することができるようになるのに比例して、

もっともっと、子供を愛さなければならない、

子供の力になってあげなくてはならない。

なんて考えなくても、

ネイティブにそうできるようになってきたことを、

ここ数年は特に自分の中では感じておりました。

 

しかし、それが今日、長男からのフィードバックで確実なものとなりました。

「母親に悩みを聴いてもらってありがたかった。アドバイスが腑に落ちた。

頼りになります。これからもアドバイス求めます。」と・・・。

 

私はただ、「息子の未来が良くなるにはどうしたら良いか?」と

いう問いを持ちながら、息子の話を聴き、話をしただけだったのですが、

それが息子の心には響いたようです。

 

私には、愛情が足りない。母親失格。

そう想っていた過去の自分から、今日、約24年の歳月をかけて、

ようやく完全に脱却できた感覚です。

 

その要因は、

「もっと子供たちを愛さなきゃ!」と自分にはっぱをかけることでは無く、

ただ、自分を愛して自分を満たせば、

あふれた分の愛情を、息子たちに分け与えることができるんだな~

ということが理解できました。

 

それにしても、両親が不仲で、

辛い子供時代を過ごさせてしまったこともあったのに、

それを恨むどころか、こんなに優しいフィードバックをくれる長男には、

感謝でしかありません。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子

家族のための健康維持

今日は、実家の母が電話をくれて、留守電に、

「智香が好きなもの何の気なしに、スーパーで買っちゃったから、

時間があったら取りに来ない?」というメッセージが入っておりました。

要するに、「会いたいんだな」と想いましたが、

留守電に気が付いたのが、19時。

どうしようかな~とちょっとだけ迷いましたが、

昨日、久しぶりに会った同級生は、片道1時間以上もかけて、

実家のお母さんのところに時々会いに行っているそうで、

そのやさしさに感化されたばかりということもあり、

実家を訪れることにしました。

 

母は、今年1月の父の急逝により、軽いうつ状態です。

お医者さんは、配偶者の死というのはとても心に負担が大きいから、

一次的にそうなることはよくあるとおっしゃっていたので、

しばらく様子を観ている状況です。

母は「バラエティー番組を観て、

テレビの向こう側の人は楽しいそうだなと想っても、

自分自身は楽しめないし、

ドラマを観てもしょせんつくり事と想ってしまって集中できない、

食べることもおっくう、

家の中で一日過ごそうと想えば過ごせる。」

と言っています。

まさに、私がうつ状態だった時と同じなので、

「それ、すごいわかる~」と共感しておりました。

 

しかし、母が私と違うのは、

TVを観たくなくても、

新聞やニュースを観て世の中との接点だけは持とうとしたり、

食べるのがおっくうでも、

自分で作って食べるようにしたり、

一日中家で過ごしたくても、

草の1本や2本を採るでもいいからと一旦は外に出るようにしたり、

買い物も、本当なら3~4日に一度でも間に合うくらいだけど、

あえてこまめに出かけるようにしたりして、

これ以上悪化しないように心がけているのだそうです。

 

そして、その行動の原動力となっているものは、

「家族のために寝込まないようにすること」

だというのです。

 

これまで、その行動の理由に言及したことは無かったので、

健康維持の理由が、「家族のため」と聞いて、

自分の健康維持の目的があくまでも自分のためという私にとっては、

驚きと尊敬でしかありませんでした。

 

でも、よくよく考えたら母らしいなとも想いました。

これまで母は、持病を抱える父のことばかり考えて、

食事をつくったり、家のことをしていました。

私や兄、その子供たちのために、

いつもいろんな支援をしてくれました。

若いころは、家や姉弟のために、

私にはそこまでできない!というような支援もしてきた母です。

(もちろん母も姉弟からたくさんの支援を受けています。)

 

そんな母だからこそ、「家族のため」が、

うつ状態に打ち勝つほどの原動力となっている。

 

母には本当にかないません!

尊敬できる母で在ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子