新着情報

NEWS RELEASE 新着情報

2024年6月1日

欲望について1つの見解が意外な所から

昨日のブログで、欲望についてふと抱いた疑問から、

白揚社発行、

ウィリアム・B・アーヴァイン著 竹内和代訳

「欲望について」

という本を読み始め、その答えを探している。

という内容の文章を投稿いたしました。

 

その数時間後、実家に行く用事があり、

母とお茶したり、夕飯を食べたりしながら、

ゆっくりまったり、昔話や、日常会話など、

何気ない会話をいろいろとしておりました。

 

父が亡くなってからというもの母は、

とにかく食べるのが面倒と言います。

日々張り合いもなく、洋服が欲しいとか、

どこかに出かけたいとか、

昔みたいに、パソコン教室に行って学びたい!とか、

物欲や意欲が、

昔の母に比べ著しく低下しているようです。

 

そんな母が、何かの会話の中で、

「欲が無いとつまらない。」と言いました。

欲望について疑問を抱いていて、今その答えを探すために、

本を読んでいるということを伝えたわけではないのに、

たまたましていた日常会話で、

あっさり、「回答?」とも言える言葉が、

母の口から出てきたことが、偶然にしてはタイミングが良いな~、

と感じました(笑)

 

確かに、欲が無い状態で、欲についてを考えてみると、

「欲が無いとつまらない。」

となる心情はわかります。

よくよく考えると、私もかつて、うつの時、

「欲が無いとつまらない。」を通り越して、

絶望感すら抱いていたように想います。

 

過度な欲は、正常な判断が出来なくなる原因となったり、

人としてあまりよろしくない言動を引き起こしたりしますが、

でも、だからと言って、欲が全くないことが良いかといったら、

そうではなく、「つまらない。」となる。

 

欲望は適度に必要。

その「適度」という抽象的な表現が、

具体的表現にできたら、すっきりするのかもしれません。

 

本に答えはあるのか?

自分で見出すものなのか?

 

調べれば大抵のことは、すぐにわかるネット社会。

そんな時代だからこそ、答えを出すことを急がずに、

モヤモヤしながら、色々な考えを巡らせて過ごすのも、

良い経験かもしれません。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子