所有か?軽さか?
私は、花を部屋に飾るようにしています。
目的は、たった1輪であったとしても、
部屋の雰囲気が明るくなり、気持ちも明るくなり、
癒される感じが心地よいからです。
ただ、花を買う時のこだわりがあります。
それは、切り花であること。
逆に言うと、鉢植えを買わないということです。
どうして切り花を選ぶのか?
(そもそも、両方選んでも良いのですが(笑))
その理由は大きく3つです。
1つ目は、「育てる」という責任が軽い。
2つ目は、入れ替えのタイミングが早く、変化を楽しめる。
3つ目は、「情」がそこまで湧かず、捨てられる。
(それでも、枯れて処分する時は、ちょっと心苦しくて、
「これまでありがとう」と言ってから処分します。)
一言で言うと軽さ(手軽・身軽・気軽)です。
しかし、同時に、
□丁寧に育てることで得られる、達成感、充実感などが得られる。
□花を買うごとに増えて、花に囲まれた生活となる。
□鉢を捨てる、土や肥料を買うなどの手間がかかる。
ということを選ばないということにもなります。
私にとって「花」は、
手軽に楽しめるものでいいという位置づけなのです。
この構図って、いろんなことにあてはめられると想いませんか?
例えば、
持ち家か、賃貸か?
家庭を持つか?持たないか?
車を買うか?カーリース(カーシェア)にするか?
深い付き合いをするか?浅い付き合いをするか?
正社員か?派遣社員か?
所有することで手間や責任の負荷がかかる代わりに、
そこから得られる、「価値」というものがあります。
軽さを選んだことで得られる「価値」もあります。
何を「価値」とするのか?その位置づけは人によって違うので、
何を選択するかは、自由だと想います。
ただ、選ばなかったことによって失う「価値」もあるということを、
よく考えて、自覚して、
選択したか?しなかったか?には大きな違いがあると、
私は考えます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子