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2024年5月29日

一人でも寂しくない要因

皆さんは、一人でいることを寂しいと想いますか?

それは、どんな時ですか?

 

先日、実家の母とこんな会話をしました。

母:

お父さんが無くなって、一人でいることが多くなって、

寂しくて仕方がないよ~。

自分一人のために食事の準備をしている時とか、

それを食べてるときとかさ~。

私:

お父さんと60年近く一緒にいたんだから、そりゃ寂しいよね。

ただ私は、お父さんが亡くなったことはもちろん寂しいけど、

もともと一人で過ごすことが好きだから、

一人でいること自体はあんまり寂しいと想わないよ~。

母:

智香は数年前に離婚して一人で生きてるから、

一人でいることに慣れてるから寂しくないんだね~。

私:

そうかもね~。

 

私は、内心、そうか?と母の言葉に違和感を抱きつつ、

反論する必要性も感じなかったため、その会話を終わらせました。

しかし、しばらく経っても、

母の「離婚して一人で生きてるから、一人でいることに慣れてる。」

という言葉に対しての「ほんとにそうか?」というモヤモヤが残っている

自分に気付きました。

 

そこで、内省してみることにしました。

 

確かに、大家族の家庭に育ち、一人暮らしをしたことがない母と比べたら、

1人でいる時間は多かったと想います。

例えば、

小学生のころ両親共働きだったため、

学校が終わってから家で1人過ごす時間が多かったですし、

県外の短大でしたので、

学生時代1人暮らしをしていましたし、

卒婚してから3年余り、プライベートな時間は、

1人でいる時間がほとんどです。

 

でも、一人でいる時間が長ければ自然と寂しくなくなるか?

と言ったらそうではないと想います。

なぜなら、

寂しいという感情が自分の中から消えて無くなっているわけではないですし、

ふとした時や、1人であることを意識し過ぎた時など、

寂しいという感情が湧きあがってくることもあるからです。

 

では、なぜ、寂しいと想うことが少ないのか?

 

要因は大きく2つあると考えました。

 

1つ目は、

寂しいという感情が沸き上がる余地がないくらい、

一人でいる時を楽しむアイテムや自分で自分を満たすアイテムが、

沢山あるからだと想います。

例えば小学生の頃であれば、

1人ゴム飛び、1人トランプゲーム、1人ボードゲーム、

1人テニス(壁打ち)、好きなテレビを観るなどなど、

1人で遊ぶアイテムを沢山持っていました。

当時、1人でいることは、それこそ寂しくて寂しくて、

好きではありませんでしたが、

それらに夢中になっているときは、寂しさから解放されておりました。

今もそのスタンスは基本的に変わっておらず、

一人でいる時間を満喫するアイテムを活用し、

一人でいることの寂しさを感じる余地があまりありません。

(さすがに、夢中になるアイテムの内容は子供のころとは変わりましたが・・・)

 

 

2つ目は、

心を許して話すことができる、

家族や友人の存在があることが大きいと想います。

友人はそんなに多い方ではないですが、

いざ、「めちゃくちゃ寂しい!」となったならば、

その人たちがいるから大丈夫!という心の支えがあることは、

非常に大きいと想います。

 

 

今思い出しましたが、うつの時、

自分で自分を楽しませることはほとんどなかったですし、

家族以外、心を許して話せる友達付き合いもしておりませんでした。

だから、1人暮らしでもないのに、

どこかに寂しさを抱え生きていたのだな~と今振り返るとわかります。

1人じゃないのに孤独感があるって、

それはそれで、辛いことでもあったな~と・・・。

当時の自分を慰めたい気持ちになりました。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子