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伯母の話がわかるようになる

私には、80代後半の伯母がおります。

伯母は、足が少しだけ不自由なのと、

以前、大病をしたので、

その経過観察としての通院があるくらいで、

月の3分の1は、体操教室やカラオケ教室などの

習い事に通っているくらい、いたって元気です。

 

そんな叔母が、

亡くなった父の新盆のお参りに、

実家に来てくださいました。

実家で母や他の親戚の方と、

近況や亡くなった父との思い出話などをし、

穏やかで、心休まるひと時を過ごすことができました。

ちょうど伯母の家の近くを通る用事があったため、

叔母を自宅まで送っていくことになりました。

 

叔母には、

小さいころから大変かわいがってもらっていたものの、

よくよく考えたら、

2人っきりでお話することはほとんどありませんでした。

私が、いつも元気で明るい叔母の生き方や考え方に興味があったこともあり、

なんとなく会話も、伯母の人生観などを垣間見れるような、

会話の流れになっていきました。

伯母がこれまでどういう考えで、生きてきたのか?、

人との関りの中でどんなスタンスを取っていたのか?など、

その会話の中から知ることができました。

そして、これは私の主観なのですが、

自分の人生に責任を持ってい生きている人だな

と想いました。

また、

現状を受け入れて、自分がよりよく生きていくために、

その時々で対応を変えていくのが上手いとも想いました。

簡単に言うと、

自律性と柔軟性が大きい人です。

 

そして、話の後半で、伯母が言った言葉がとても印象的で、

真似したいとも思いました。

その言葉とは、

「私は一人暮らしで、もしかしたら、一人自宅で亡くなっていることもあるかもしれない。でも、一人寂しく亡くなったと想わないでほしい。と周囲に伝えている。私は、仲間もいっぱいいて、習い事などいろいろ楽しんで生きている。だから、新聞に孤独死していたなんて出たとしても、私は決して寂しい死に方をしたわけじゃないって想ってね。」と・・・。

叔母はこんな信念を持って生きていたのか!

たくましいな!すごいな!と想いました。

 

叔母が別れ際にこんなことも言いました。

「ちいちゃん(←私のこと)とこういう話するの初めてだね。

おばばが、何エラそうなこと言ってるんだ!なんて気悪くしちゃったかな~」

と・・・。

 

私は、「そんなことない。むしろ人生の大先輩から貴重な話が聴けて、

本当に良かったと想ったし、私も、真似したいと想ったよ。

私も、伯母さんとこんな会話ができるようになったんだな!

叔母さんが人生の大切なことを話していることが、 

わかるようになったんだなって、自分の成長を嬉しく思ったよ。」

と伝えました。

 

20分程の会話でしたが、

伯母の、何十年分の生き方をギューッと凝縮して、

ご教授いただけた、とっても貴重な時間でした。

お父さんからのプレゼントかな?

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

MindLabo代表 山本智香子