欲望について1つの見解が意外な所から
昨日のブログで、欲望についてふと抱いた疑問から、
白揚社発行、
ウィリアム・B・アーヴァイン著 竹内和代訳
「欲望について」
という本を読み始め、その答えを探している。
という内容の文章を投稿いたしました。
その数時間後、実家に行く用事があり、
母とお茶したり、夕飯を食べたりしながら、
ゆっくりまったり、昔話や、日常会話など、
何気ない会話をいろいろとしておりました。
父が亡くなってからというもの母は、
とにかく食べるのが面倒と言います。
日々張り合いもなく、洋服が欲しいとか、
どこかに出かけたいとか、
昔みたいに、パソコン教室に行って学びたい!とか、
物欲や意欲が、
昔の母に比べ著しく低下しているようです。
そんな母が、何かの会話の中で、
「欲が無いとつまらない。」と言いました。
欲望について疑問を抱いていて、今その答えを探すために、
本を読んでいるということを伝えたわけではないのに、
たまたましていた日常会話で、
あっさり、「回答?」とも言える言葉が、
母の口から出てきたことが、偶然にしてはタイミングが良いな~、
と感じました(笑)
確かに、欲が無い状態で、欲についてを考えてみると、
「欲が無いとつまらない。」
となる心情はわかります。
よくよく考えると、私もかつて、うつの時、
「欲が無いとつまらない。」を通り越して、
絶望感すら抱いていたように想います。
過度な欲は、正常な判断が出来なくなる原因となったり、
人としてあまりよろしくない言動を引き起こしたりしますが、
でも、だからと言って、欲が全くないことが良いかといったら、
そうではなく、「つまらない。」となる。
欲望は適度に必要。
その「適度」という抽象的な表現が、
具体的表現にできたら、すっきりするのかもしれません。
本に答えはあるのか?
自分で見出すものなのか?
調べれば大抵のことは、すぐにわかるネット社会。
そんな時代だからこそ、答えを出すことを急がずに、
モヤモヤしながら、色々な考えを巡らせて過ごすのも、
良い経験かもしれません。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子