「学ぶと自分が変わる」という言葉に涙した理由
今、いろんな本を読んでいます。
自分の中で読み方を決めて読んでいたのですが、
だんだんつまらなくなってきて、
興味があって購入し、山積みされた本の中から、
ピンとくるもの、
なんか今日はこれが読みたい!というものを数冊手に取り、
端から順番に読んだり、
気になったところだけよんだり、
いわゆる乱読をしています。
こういう読み方もおもしろいです。
かつ、意外に今必要な情報、使えそうな知識が入ってくるのが不思議です。
先日、ふと手に取った本。
ダリウス・フォルー著 桜田直美訳 サンマーク出版発行の
「まっすぐ考える」
をパラパラっとめくっていて、たまたま目に留まった文章に、
最近、学ぶこと(特に本を読むこと)が
面白い!わくわくする!とこれまで以上に強く感じる自分自身に、
いったい何が起こっているのか?を納得できる理由が、
解説された文章があったので、ご紹介したいと想います。
『脳が入手する情報は、直接的に何かの役に立つ必要はない。ただ自分が興味を持った知識を集めていけば、脳内のネットワークに多様な情報が蓄積されていく。そして後になってから、それらの点と点をつなげればいい。実際、スティーブ・ジョブズもこういっている。「前を向きながら点と点をつなげることはできない。それができるのは後を振り返ったときだ。だから、今の時点では、いつかこれらの点がつながると信じるしかない」』
『』内、ダリウス・フォルー著 桜田直美訳 サンマーク出版発行「まっすぐ考える」より
私は、コーチングを学ぶようになってから、
年々、読書の量が自然と増えていきました。
本を読んで知識を得ることが楽しくなっていったからです。
その理由がまさに、上記の文章そのものだったので、
今の自分に強いインパクトとして入ってきたのだと想います。
具体的にはこんな感じです。
本A他の考え方:学校教育には「正解」があるが、社会生活において絶対的な「正解」はほとんどない。
本B他の考え方:二極化思考は上手くいかない人の考え方。(白黒はっきりさせる。合ってるか?間違っているか?など)
本C他の考え方:根拠のない非合理的な思い込みは子供のころ植え付けられたものが多い。
本D他の考え方:人は現状維持を好み、変化を恐れる生き物。
本E他の考え方:人は気付かないと変えられないし、能動的に変えようとしないと変わらない。
本F他の考え方:思考の癖を改善するには、6か月は要する。
本G他の考え方:始めるのに遅すぎるということはない。
上記は、バラバラに集めた知識です。
私は、メンターと出会いマインでセットコーチングを学ぶ前までは、
白黒はっきりさせたい!タイプの人間でした。
その自覚はあったものの、それが二極化思考というもので、
子供のころ根拠もなく刷り込まれたものだということや、
上手くいかない人の考え方だということを知らなかったので、
そんな自分の考え方を変える気もありませんでした。
むしろ、「私は白黒はっきりしていないと嫌なタイプの人だから」と、
親しい人には宣言していたくらいでした(笑)
でも、「二極化思考」がもたらす弊害の具体例を、
メンターから教えて頂いたり、意識させて頂いたり、
実際に自分でもその弊害を自覚し納得したことにより、
「この考え方の癖を改善しよう!」という気持ちになったのでした。
実はまだ、この二極化思考でモノごとを考えて、
負のループに陥ることがあります。
(以前よりはだいぶ良くなりましたが・・・)
でも、思考癖を改善するのには時間がかかるということを学んだので、
気長に改善していこう!という感じで、
そこまで、できない自分を責めなくもなりました。
「二極化思考」はほんの一例で、
知ってさえいれば、生きづらさを改善できたのに!
ということが、本当にたくさんあり、(特に真の自己肯定感の重要性)
これまで遠回りしてきた30年間はいったい何だったのだろう!?
と、正直、失った時間の重さに押しつぶされそうになったこともありましたが、
「始めるのに遅すぎるということはない。」
ということも、これはまた別の経験で、腑に落とすことができたので、
その後悔という重圧を手放し、今は「残りの人生をどう生きるか?」
に意識を向けて生きていけるようになり、
充実感で一日を終えることができる日がほとんどです。
だから、昨日んだ本、齋藤孝著 PHP研究所発行
仕事に閊えるデカルト思考
「武器としての哲学」が身につく
に書かれていた、
「学ぶと、自分が変わる」
という、たった短いこれだけの言葉に触れただけで、
本当にそうだよな~と、しみじみし、
感動で涙がこぼれ落ちたのだと想います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子