時間がないから長文になった
フランスの哲学者パスカルの言葉で
「時間がないから長文になった」
という言葉があるのだそうです。
時間をかける = 長文
と考えがちですが、
パスカルの理論は、
時間がない = 長文
言い換えると
時間をかける = 短文
であるとも捉えられます。
この言葉をたまたま、耳にした私は、
目からウロコが落ちる想いがし、
且つ、
ここ最近の私自身の経験と重なり合い、
非常に納得したのでした。
その経験とは、「目的の言語化」です。
「意思決定をつかさどる脳の部位は、
言語能力をつかさどっていないため、
なぜその決定をくだしたのかという理由を
言葉で説明するのはむずかしい。」
のだそうです。
(サイモン・シネック著(日本経済新聞出版社):WHYから始めよ!より)
したがって、
今、あるプロジェクトを進めているのですが、
そのプロジェクトの「目的(理由)」を
言語化するのに非常に時間をかけています。
最初のうちは、考えがまとまらず、
あれもこれも、理由であるように感じられ、
だから何?
一言で言うと?
要するに?
という答えが簡潔に出てきませんでした。
しかし、なぜ?なぜ?なぜ?を何回も繰り返し、
時間をかけてじっくり考えると、
だんだんとその答えが簡潔になってくるのです。
時間をかける = 短文
まさにこういうことなのではないかな。
そう実感するのでありました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子