存在しているだけで
私なんか、居ない方がいい。
こんな、どうしようもない自分は悪の根源だ。
消えてなくなりたい。
過去に戻って、そもそも生まれてこなかったことにしたい。
そんなことを、来る日も来る日も考えていた、
うつが酷かったころの自分に伝えたい。
存在しているだけで、防波堤になっていたんだということを。
存在しているだけで、役に立っていたことがあったんだということを。
空いたところに、泥水が入ってきた。
泥水が入ってきたことで、
私がその防波堤になっていたのだということに気付かされた。
周囲も、自分も、今になって。
自分の存在、そのものを否定することなんてなかったんだな。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子