入場料以上の価値
先日、上野動物園に一人で行き、
動物達から、癒しや楽しさを得た半面、
一人であることの寂しさを痛感したという投稿を、
こちらのブログにも記載しました。
先日、実家に帰ったとき、母にその話をしました。
私:
動物園に一人で行くと寂しいんだね。
母:
それはそうでしょ。
一緒に見て、かわいい!とか、
面白い動きしているよ~。とか、
言い合う相手がいないんだから・・・。
私:
都会にある動物園だから、
私みたいに一人で来ている人がいてもおかしくないとは思うんだけど、
一人もそういう人に出会わなかったんだよ~。
母:
それはそうでしょ。
とあっさり。
母:
上野動物園と言えば、子供たちが小さいころパンダを観に家族で行ったよ。
お兄ちゃんが幼稚園(当時東京に住んでいたため都内の幼稚園)に通ってた頃だよ。
お前はまだ赤ちゃんでベビーカーで園内を歩いたんだよ。
当時、上野動物園はパンダブーム(初めて上野動物園にパンダが来た頃)だったから、
お兄ちゃんが幼稚園で、話題に置いて行かれないようにさ~。と・・・
どうりで・・・
と私は想いました。
父は、人混みが嫌いな人。
しかも、そんな人混みをベビーカーを押しながら歩くのは、さらに大変。
それでも、子供のためを思って、行動に起こすことに、親の愛を感じました。
さらに意外だったのが、
母親がパンダを兄に見せたい理由でした。
よく子供のころ、なにかを要求すると、
「よそはよそ。うちはうち。」と言われていたのを記憶しています。
「周りのことは気にするな。」
というスタンスの人だと勝手に想っていたのですが、
「話題に置いて行かれないようにさ~。」
母にもこんな一面があったとは意外でした。
上野動物園に行ったことで、その後でも、
親の愛や、意外な一面を知ることができ、
600円の入場料以上の価値をいただいたな~
と感じるのでした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子