遠慮される寂しさ
とっても親しい間柄の人に遠慮されると寂しい気持ちになりませんか?
例えば、
「水臭いな~。言ってくれればよかったのに。」
「なんで相談してくれなかったの?」
そんなふうに思う時です。
成人したばかりの息子には、最近よく感じる感情です。
恐らく、成人したんだから、
とか、親に心配させたくない、
と想う気持ちがあるのだと想います。
しかし、反対に、私も相手にそんな思いをさせてしまっていたことに気付きました。
気を使ったつもりが、かえって相手に寂しい思いをさせていたのです。
「寂しいな」
相手は私にストレートに伝えてくれました。
その言葉で気が付いたのです。
遠慮して本音を言っていなかった自分に・・・。
寂しいと言ってもらったから気が付けましたが、
「遠慮して言わない」
という行為は、私の中で無意識に行われている行為、
つまり習慣化されている行為で、
その行為が、相手に寂しい想いをさせているという自覚もありませんでした。
遠慮して言わない。
長年してきた慣習を手放すのには地道な努力がいるのかもしれませんが、
せめて、私に遠慮しないで気持ちを伝えてくれたこの方には、
もちろん伝え方はあるにしても、
もっと、自分の気持ちを遠慮しないで伝えていきたいと想います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子