動物園で感じた寂しさ
皆さんが動物園に行くとしたら、目的は何ですか?
行ったら、どんな気持ち、どんな感情になりますか?
昨日の日曜日は、1人で上野動物園を訪れました。
私の動物園に対するイメージは、
時間がゆっくり流れていて、のんびりゆったりできて、
楽しくて、癒される所というイメージでした。
きっとこういうイメージがあったのも、
息子たちがまだ、4~5歳くらいの時に家族で訪れた、
長野市にある茶臼山動物園の記憶が、
色濃く残っていたからだと想います。
地方の動物園で、あまり規模が大きくないせいか、混雑しておらず、
ゆっくりと見たい動物を好きなだけ見られて、
日常では見ることのできない、象やキリンなどの動物を、
家族で楽しみながら見た記憶です。
育児が楽しめなかったな~と想う私の中でも、
数少ない楽しめた思い出の1つでもあります。
そんなイメージがあったため、
上野動物園へ向かうまでの間は、混んでるかな~とは思ったものの、
癒しと、楽しさを期待し、胸がわくわくしていたのでありました。
上野動物園に着くとやはり混んでいました。
チケット売り場で並んでいて気が付いたのですが、
チケットを買う人でお一人様の人がいません。
家族連れ、カップル、友人同士のグループだけなのです。
「動物園って1人で来てる人居ないんだ~。」
世の中いろんな人がいるし、ましてや東京。
ずーっと気にして観ていたわけではありませんが、
園を出るまでの間に、1人で来ているっぽい人を、
1人も見かけませんでした。
普段、1人で行動することが多く、
家族ずれなどグループが多い場所でも、
結構平気なのですが、そんな私でも、
さすがに強い寂しさを感じ、
過去の思い出とも相まって、泣きそうになってしまいました。
かわいい動物、とくにパンダを観たときは、
そのなんとも言えないかわいさに、癒しと、ときめきをもらい、
その強い寂しさを忘れることができるのですが、
動物を見るまでに並ぶ列での待ち時間は、
自分が1人なことを自覚されられるので、
悲しくなって、スマートフォンで音楽を聴いて気を紛らわせたりもしました。
動物園でまさかこんなに寂しい気持ちになるなんて想像もしていませんでした。
そして、家族との想い出、家族の存在が、
かけがえのないものだということにも、
改めて気付かされたのでありました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子