受容というキーワードから得た本との親近感
以前読んだ、
浅田すぐる著 「紙1枚!」読書法 (発行元:SB Creative)
がきっかけで、本を読む順番が変わりました。
それは、
表紙、裏表紙、作者のプロフィール、まえがき、あとがき、目次と言ったように、
本文以外のところを読んでから、本文に移るという順番です。
これはプレビューと呼ばれる手法で、
この手法の目的は、
「本の雰囲気を掴み、本との親近感を得ること」
なのだそうです。
先日、ネット通販で数冊まとめて本を購入しました。
その中の一冊
安藤寿康著 能力はどのように遺伝するのか (発行元:講談社)
をパラパラっとめくった際に、
1ページに含まれる文字の数が多く、
目次などに書かれている言葉が専門的であったり、
私には聞きなれない難しい言葉が使われていたので、
何となくハードルの高さを感じ敬遠しておりましたが、
一緒に購入した他の本を全て読み終えてたので、
いよいよ読み始めてみることにしました。
いつもの順番で読み、あとがきに書かれていた以下の文章で、
まさに「本との親近感を得る」という目的を果たしたなと感じました。
『』内、安藤寿康著 能力はどのように遺伝するのか (発行元:講談社)より
『遺伝について語ること自体をタブー視する風潮は、依然として根強いものがある。
(中略)
かくして遺伝は、パンドラの箱の中にしまい込まれたままである。
だから本書は、パンドラの箱を開けてしまったことになるのかもしれない。
しかし開けてみて、どう思われただろうか。確かに悲観的に受け止めたくなくなる事実もある。
それでも、知らないままでおびえるよりも、知って受けとめたうえで、なんとかする態度や
方策を考えることのほうが健全であると、感じてはいただけなかっただろうか。』
私はこの文章から、私の理想とする在り方に共通するものを感じました。
「悲観的なことであっても、知って受け止めて何とかする態度。」
これは、自己受容にも共通する在り方であると想いますし、
私も著者がおっしゃる通り、こちらの方が健全であると感じます。
これと反対な生き方をしてきて、健康を害した経験があるから言えることでもあります。
正直なところ、本の内容に関しては、ハードルは高そうですが、
親近感は得ることができたので、頑張って読んでみようと想います(^-^)
楽しみです!
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子