知識を得ることで深まる自己認知
櫻井茂男著
「完璧を求める心理」自分や相手がラクになる対処法(金子書房)
を読み進める中で、
私のビリーフ(信念・思い込み)に、
「完璧主義はダメ」というジャッジがあることに気が付きました。
私は、自他ともに認める完璧主義でした。(今も?(笑))
時と場合によっては、
完璧主義であることのメリットもあったのですが、
完璧主義であるがゆえに、
よく周囲からご指摘を受けたりしていたこともありました。
「細かい事、気にし過ぎ・・・」
「ある程度でいいから急いでやって!」
など・・・。
「完璧主義だよね」と言われると、
傷ついたりもして、
(それはそうですよね。
相手は私のことを傷つけるつもりで言っていなくても、
私が完璧主義な自分をダメっと想っているのですから・・・)
自己肯定感を下げる要因にもなっていたんだな~と、
今振り返ると想います。
この本では、
新たな視点をいただきました。
著者は、
自分に完璧を求めるタイプを
完璧主義:過度な完璧主義
完璧志向:適応的完璧主義(健康的完璧主義などと類似)
に分けています。
完璧主義は、
一時的には高いパフォーマンスや達成感が得られるというメリットがありますが、
長い目でみると心身に不調をきたすリスクが高いのだそうです。
過去の私(リケジョだったころ・完璧な母を目指していた頃)は
まさに過度な完璧主義だったんだな~と、
理論的・体系的にまとめられたこの本から、ひしひしと感じるのであります。
この本の好きな点は、著者は完璧主義がダメとは言っていないことです。
完璧主義を完璧志向へ移行することが重要だとおっしゃっていると、
私は捉えました。
まだ、第1章を読み終わったところですが、
これから読み進めるのが楽しみです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子