父親を好きになった要因①
私は、20代前半、猛烈に父親のことが嫌いな時期がありました。
それは、リケジョをやっていた時期と重なります。
男性社会の中で「女だってやれるんだ!」というところを見せようと、
必死に頑張っていた時期、意地になっていた時期とも言えます。
そんな時に、父の男尊女卑的な言動を観ると、イライラしてしまい、
もう本当に家に帰りたくないくらい、父のことが嫌でした。
そんな私は今では父のことが大好きです。
なぜ、好きになったか?
その要因をまとめてみたいと想います。
一番大きいのは、父や男性に対する、私の考え方・見方が変わったことです。
何故変わったか?
①父親との2人旅
②ライフイベント(結婚・出産・家を建てる・離婚)
③自己受容
その要因は大きくこの3つと考えます。
①父親との2人旅
これは私にとっては、荒療治でした。
リケジョを始めて2~3年ほどたった頃だったと想います。
父親嫌いがピークだった頃です。
私は、そのころ、胃の調子が悪い、眠れないとという症状が出ていました。
きっとストレスだなと自覚があったので、
会社の福利厚生を活用させてもらい、定期的にカウンセリングを受けていました。
外部のカウンセラーを会社が招いて、
就業時間内に予約制で1時間お話しを聴いてもらえるというものでした。
(本当にありがたい制度で、会社には今でも大変感謝しております。)
カウンセラーの先生に、「父親のことが嫌い過ぎて悩んでいる」と相談したところ、
父との2人旅行を勧められました。
「次回のカウンセリングの時に行って来た感想を聴かせてくださいね。」と先生。
ほぼ強制(笑)
父親に話を持ち掛けてみたところ、意外にもうれしそうな反応。
温泉に1泊旅行に行くこととなりました。
ちょっと照れ臭い気持ちもありましたが、
別に親子なので、
車の中で会話が途絶えても、
助手席で思いっきり眠ろうとも、
全く気を使うことがないですし、
普通に、美味しいお料理食べて、お酒飲んで、
ちょっとだけ観光してという感じでしたが、
案外、楽しかったのです。
もちろん旅行に行ったからと言って、
母親への男尊女卑的な言動が許せたわけではないですし、
イライラも相変わらずしましたが、
父親との距離が近くなったことで、
父親の好きな所にも触れることが出来、
嫌い!に大幅に偏っていた気持ちが、
好き!の方に引っ張られ、均衡が保たれたのかもしれません。
②ライフイベントと③自己受容については追って投稿いたします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子