固定観念がパフォーマンスを下げる
ある固定観念を幼少期~中学生位の頃持ったとします。
50年も生きていれば、
40年も持ち続けていることとなります。
その固定観念が、
非合理的であるならば、
手放すことの方が、
これからの人生をより幸せで豊かに生きられる、
ということは容易に理解できます。
しかし、40年という長い時間持ち続けていたものだから、
もう手放せた!!と思っていても、
案外手放せていないこともあるのかもしれません。
その一つが子供の頃持った
「人に迷惑をかけてはいけない。」
という考え方。
この固定観念が強かったために、
私は、人に物事を頼むことができず、
何でも自分一人で抱え込んで、
キャパオバーになりダウンするという経験を、
幾度となく繰り返してきました。
しかし、その固定観念が自分を苦しめることになると、
気が付かせてもらったため、
徐々に徐々にですが、
人に物事を頼むトレーニングをしたりして、
今では、その固定観念は手放せたと思っておりました。
しかし、
「人に迷惑をかけてはいけない。」
という固定観念が、
「人を頼ってはいけない。」
という考え方だけに影響していたわけではなかったということに気が付きました。
「ミスをしてはいけない」
この考え方にも、どうやら影響していたようです。
私は、ミスをすることに必要以上に臆病になっていることに気が付きました。
なぜだろう?
と考えた時に、
ミスをすると、多かれ少なかれ、
誰かに迷惑をかけてしまうからです。
仕事でいえば、余計な仕事を増やしてしまったり、
その人の時間を奪ってしまったりということです。
確かに、ミスをしないに越したことはありませんが、
ミスを恐れるばかり、
仕事に対して慎重になりすぎて、
もしかしたら、ミスをするより、
そっちの方が迷惑になっている可能性も無きにしもあらずだな。
という場面に出くわしました。
「ミスをしてはいけない」
この固定観念も、
ほどほどにすることの方が、
パフォーマンス発揮には最適なのかもしれません。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子