母の喜ぶ顔
もうすぐ、母の日ですね。
母は、花が好きなので、
今年も花を贈りたいと伝え、
花屋さんへ一緒に行って、
好きな花を選んでもらうことにしました。
母の日には、少し早かったのですが、
週末は混むでしょうし、
私は今、松葉杖生活なため、
特に人混みを避けたく、
今日という選択はナイスだったと想います(^_^)
予想通り、店内はさほど混んでいませんでした。
母は、私が今、仕事もしていないし、
怪我をして出費も重なっているし、
ということを踏まえて、遠慮していたのでしょう。
「こじんまりした感じのでいいよ~」なんて、言います。
でも、私は年に一度のことなんだから、
遠慮はしないでほしいな~と内心思っていました。
そしてふと目に入ったのが、
花の数は10個くらいで、
それこそ、こじんまりしているのですが、
濃い紫と淡い紫のコントラストが、
とっても優しくて、エレガントな感じがする
鉢植えのお花です。
母が好きそうな色でもあります。
「お母さん、あの花どう?」と言って、
近くまで、見に行きました。
その花の近くには、胡蝶欄が多く飾られていたので、
欄の一種かな?とは思ったのですが、
見慣れている欄とは違ったので、
店員の方に聞いてみたら、やはり、
ちょっと珍しい種類の欄だとのことでした。
母も気に入ったようだったのですが、
値札を見て、遠慮している感じなのが伝わってきました。
「さっきこじんまりしたのがいいって言ってたじゃん。」
と半強制的にその紫色の欄を購入しました。
帰宅し、亡くなった父の遺影の近くに、
早速、その欄の鉢植えを置き、
「智香にこんないい花を買ってもらったよ。
大事に育てなきゃね。
花が散っても来年も咲くように手入れするね。」
と亡くなった父に語り掛けながら、
無邪気に喜ぶ母の姿を観ることができました。
母が喜ぶ顔が観られることは娘として何よりも幸せな瞬間です。
父が亡くなって、元気がないことが多い、今の母には特にです。
私こそ、喜びを与えられる機会をありがとう!
そして、無邪気に喜んでくれてありがとう!
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子