離れて暮らすようになって3年の家族
卒業シーズンですね。
高校や大学などを卒業されるお子様がいらっしゃる方の中には、
そのお子様が1人暮らしをスタートされるという方も、
いらっしゃるのではないでしょうか?
私も、3年前の今頃は、もうすぐ訪れる、
息子たちとの別れを前に、
息子たちの望む未来を応援できる喜びと、
そうは言っても、もう、家族一緒に暮らすことはないだろう、
という寂しさや喪失感で、なんとも表現しづらい、
複雑な心境であったことを今、思い出しております。
2021年3月。卒業と同時に、
それぞれにやりたいことを決め、
実家を出て、遠く離れてく暮らすようになった息子たち。
その2か月後、結婚生活を卒業した私たち家族は、
それぞれ離れて暮らすようになりました。
それから3年の年月を経て気付いたことがあります。
それは、
離れて暮らしていても、家族のきずなは離れていない。
むしろ、一緒に暮らしていた頃より強くなっている。
ということです。
「相手が心配するから、自分でできることは自分で何とかしよう。」
私たち家族は、それまで、お互いに遠慮が強かったのかもしれません。
そのスタンスが悪いわけはないですし、
むしろ、相手への思いやりであったり、
自立するという意味では、
大切になってくるスタンスではあると想います。
でも、自分で何とかしよう!を自分1人で何とかしよう!
と1人で頑張る傾向性が、1人暮らしをするようになって、
お互いが強くなっていってしまったように思います。
そのために、もっと早く頼っていたら、
もっとよい改善策があったのに!というような出来事が、
特に息子たち2人には多かったように思います。
それが、だんだんわかってきて、
自分1人で何とかしよう!が、
頼れる人を頼って、自分で解決しよう!というスタンスに変わってきたように思います。
「頼れる人」という中で、大きくその割合を占めるのが家族です。
今日も、会って話す必要があると判断し、
東京に住む次男のところへ、急遽、長男と2人で行ってきました。
最初、怪訝そうな顔をしていた次男も、
3人で話しをして、考えや状況などを口にしたり、
口にしたことを書いて見える化したことで、
今後の方向性が見えたようで、帰る時は、
「来てくれてありがとう」と笑顔で挨拶してくれました。
これも、別の所に住む、別の家族2人の言葉や支援があったからこそ、
できたことです。
一緒に暮らしていたときは、いつでも話せるから・・・
という甘えがあったせいか、後から思えば、
重要事項だったことも先延ばしにしていたことも多々あったように思います。
わざわざ遠くから、しかも2人で駆け付けた、
ということから、事の重要さに気付くということもあるようです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子