美術館で心の安らぎ
先日、長野に帰省した際、
松本市のファストフード店で、
たまたま隣に居合わせた、
登山帰りの青年に教えていただいた、
市川市にある東山魁夷記念館を訪れてみました。
千葉県市川市は、
東山魁夷画伯が長年住まわれていた所なのだそうです。
これまで、市川市は一度も訪れたことのない場所だでしたので、
普段あまり乗ることのない総武線に乗ることでもわくわくし、
千葉県に入り、これまで耳にはしていたけれど、
実際に訪れたことのない地名の駅などを通過するたびにわくわくし、
そんなこんなであっという間に記念館に到着しました。
到着してさらにわくわくしたのが、その建物の外観が、
西洋風のレトロな洋館でメルヘンチックだったことです。
そしていよいよ、画伯の絵を拝見。
それまでの心の高揚を鎮めるかのように画伯の絵に引き込まれていくのでありました。
画伯の絵を見つめていると、その絵の状況と一体化?する感覚があります。
例えば、海の絵を見ていると、潮風を感じたり、波の音が本当に聞こえてくる感覚。
例えば、白馬が駈けている絵を見ると、自分もその馬と一緒に風を切って走っている感覚。
例えば、静かな森の絵を見ていると、無音の空間に吸い込まれていく感覚。
そして、その奥に、画伯のやさしさ?懐の大きさ?みたいなものも感じるのであります。
昨日は、ここ最近には珍しく、心身ともに絶不調でありました。
実は、今朝もだるさが少し残っていたので、外出するかどうか迷いましたが、
少し自分を奮い立たせ、訪れてみてよかったなと感じました。
心がすっきりし、それに伴って、体調もかなり回復しました。
質が高いものに触れるということが、薬になることもあるのですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子