資格へのこだわり
20代半ば~40代前半まで、とても資格にこだわっていた自分がいます。
なぜか?
生活の安定に価値を置いていた当時の私には、
資格はその安定のための武器になると想っていたからです。
もちろん、考えの1つとしては正しいです。
しかし、その考え1つに固執していたため、
いつしか資格を取ることが目的に変わって行ったように想います。
例えば、医者になりたい!という夢があるから、
そのために必要な医師の資格を取る。
というのが自然な流れです。
でも私の場合は、この資格を持っていれば、
安定した職業に就きやすいという、
自然な流れとは反対の方向から考えていたなあと
当時の自分を振り返ると思うのです。
だから、
医療事務、英語、電気工事士など様々な資格にチャレンジするも、
途中で挫折してしまったのだな~と想うのです。
ただ一つ、成功体験があります。
短大を卒業して最初に入った会社でのことです。
私は、電子工学科を卒業していたため、
技術職に就くことができました。
そこでは、試験機の設計業務をしておりましたが、
その仕事に必要以上にプレッシャーを感じてしまい、
そのプレッシャーに耐えられませんでした。
ただ、唯一、その仕事の中で好きなことがありました。
自分の設計した回路を試しに作ったり、調整したり、
ちょっとした改造を依頼された時は、
自分で配線したり、組み立てたりしていたのです。
私は、同じ課内にあった、製作舞台があるグループへの移動を望んでいました。
そのために、国家検定である、
電子機器組み立ての資格に挑戦し、
自分のその当時のレベルではかなり難しい試験でしたが、
毎日毎日、残業時間に残って練習し、見事合格することができたのです。
夢ややりたい事があっての資格。
夢に資格が必要なければ、そこまで資格にこだわる必要はない。
ここのところ「資格」について、
友人や職場の人と話す機会が多かったので、考察してみた次第です。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子