利他の本質
今、
中島岳志著「思いがけず利他」ミシマ社
を読んで、利他について学んでおります。
この本は、
読み進めれば読み進めるほど、
興味がどんどんと湧き、
気が付いたら、
後10ページほどで読み終えるところまで来ておりました。
読んでいる時は、フロー状態であったのだと想います。
なぜここまで惹きつけられる本なのか?
理由を考えてみました。
一言で言うならば、
「利他の本質に迫る本だから」
これが理由かなと自己分析しております。
利他とは何か?を解くために、
落語、仏教、芸術、料理、哲学など
あらゆる角度からの解説がされています。
私が、この本で得たものの中で、
一番大きいのは、「利他」に対する考え方が変わったことです。
以下『』内は本の中の文章です。
『利他とは、「とっさに」「ふいに」「つい」「思いがけず」行ったことが他者に受け取られ、
利他と認識された時に起動するものです。その行為が利他的であるか否かは、行為者本人の決めることではありません。
利他はあくまでも受け取られた時に発生するのであり、事後的なものです。』
利他的であるか否かは、行為者本人の決めることではなく、事後的なもの。
文章とするとたった一行ですし、
言葉の意味としたら簡単に理解できると想います。
しかし、このことを深く本当の意味で理解したいのであれば、
こちらの本を読んでいただくことをお勧めいたします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子