成功体験を勇気に変える
私は、これまでの人生の大半(特に思春期の頃から40代なかばまで)を、
「多数派」に融合する生き方をしていたので、
自分の本当の気持ちを呑み込む選択をすることの方が、
圧倒的に多い生き方をしてきました。
メンターに出会い、
その生き方は息苦しい生き方だと、
気付かせてもらったのにも関わらず、
8年経った今も尚、
なかなかその生き方を手放せていないのが現状です。
(もちろん自分なりに努力はしているので、
昔よりは断然、自分の気持ちを表現できるようにはなっております。)
しかし、先月、あるプロジェクトを進める目的で、
ペアでタッグを組んで取り組んでいた時、こんな成功体験をしました。
私が、あることについて、
「こういうことをしてみたいのですがどうですか?」という提案をしました。
(過去の私はそもそもこういうことも言わない人でした。)
そしたら、ペアの相手は、
「私は、そこまでやる必要性を感じない。もしやるんだったら、このやり方はどうか?」
と別の案を提案をされました。
私は「そのやり方だと、それをやる意図からズレる」と感じました。
以前の私であれば、相手の提案に妥協していたかもしれません。
現に、それを言われた時、相手に自分の意図や気持ちを言うことに消極的になっていました。
でも、それでは進歩がないと想ったのと、
ペアの方が自身が信頼を寄せる方だったので、きっと私の話に耳を傾けてくれるという想いから、
どうやったら自分の意図や考えが上手く伝わるか?理解してもらえるか?
を考えて、再度、自分の意見を伝えることができました。
その結果、二人の考えの真ん中ぐらいの方法でやることに落ち着きました。
このやりとりを知ったメンターからは、
コミュニケーションの取り方が上手くなったと承認の言葉をいただき、
自信にもなりました。
この経験が勇気となり、今度は、今働き始めた新しい職場で、
上司に自分の気持ち(リクエスト)を伝えることができたのです。
上司とのやり取りはLINEで行っているのですが、
こんなリクエストして良いのかな~。やっぱりやめようかな~。
と何度送信ボタンを押すことをためらったことかわかりません。
しかし、伝えてみないことには、
そのリクエストがいいものなのか?
受け入れてもらえるものなのかもわかりません。
上司だって、私が何を考えているのか、言わなければわかりません。
えい!
勇気をもって送信ボタンを押しました。
即、返信が返ってきて。
「わかりました。じゃあこれでお願いします。」
といくつか送った提案の中から、
上司が考えて、決めてくださったのです。
LINEを送るまでに悩んだ時間はなんだったのだろう?
と想うくらいあっけなく済んでしまいました。
今までも、伝えてみればなにかしらの展開があること、
相手からしてみればそんなに悩むことでもなかったこと、
があったのかもしれません。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
MindLabo代表 山本智香子