仕事のことで頭がいっぱいな時
今日は、長野の実家に帰省しております。
昨日は、大雨の影響でかなり交通機関に乱れが生じていたようでしたが、午前中に雨も上がり、通常通り帰路に着くことができました。昨日までの雨がうそのように青空が広がり、車窓からの景色を観たり、読書をしたり、友人・知人のSNSを拝見したりしながら、約3時間のバスの旅を楽しんでおりました。
最近、リケジョだった頃の30年前の記憶を呼び起こしております。その頃の経験や、失敗談、こうすれば良かったのにと思うことを発信することで、世の中のリケジョやそうでない方にも、なにかお役に立てることがあるかもしれないという目的があるからです。
リケジョだった頃は、実家から通勤しておりましたので、当時の記憶を蘇らせるには、いい環境かもしれません。現にこんなことを思い出しました。
ある星空が綺麗な夜のことです。当時、ケータイ電話も持っていない時代です。家の固定電話が鳴りました。同僚Cさんからの電話でした。「今日は星空が綺麗だよ。」と。
彼女も私と仕事の内容は違いましたが、隣のグループで設計の仕事をしておりました。リケジョ仲間です。仕事の内容も、グループも違うので、細かい仕事の話はしませんでしたが、唯一弱音を吐いた同僚かつ先輩でした。
すごく優しい人だったので、仕事のことで頭がいっぱいになっている私に、星空を観るゆとりが必要であろうと、わざわざ電話をくれたのです。
そんな彼女の気持ちが嬉しくて涙が出そうになったことを覚えております。確かに星空は綺麗でした。しかし、私にはそれに自ら気付き、綺麗だと感じる余裕がまるでなかったのです。Cさんは私にとても大事なことを伝えてくれていたんだな~と今になって想います。
しかし当時の私は、その真のメッセージを汲み取れず、ただその日だけのことで終わってしまいました。自分でも、日常の中にたくさん在る、美しいもの、自分が心地良いと感じるものを見つけること、意識を向けることを取り入れていくよう習慣化するきっかけになっていれば良かったと思うのです。そうすることで、心身の辛さが少しは解消されていたのではないか、負担が軽減出来ていたのではないかと思うのです。
まさにタレればですが...。
今日も最後までお読み頂いてありがとうございます。
MindLabo 代表山本智香子